ゆうゆうの工房
ゆうゆうの工房
2014
人生いろいろなことがあるものです。いままでここまで生きてこられたのは、温かい家族に支られたおかげです。そして、共に音楽に興じる仲間がいることもかけがえのないことです。人生の目的とは何だろうと問いかけてみたとき、ひょっとするとそれは音楽に没頭することなのかもしれません。最近ぼんやりとそう思うようになりました。大学を卒業する頃に音楽の道ということも考えましたが、音楽は好きなことだけやりたいということに気がつきました。そして、音楽は大切なところにそっと置いておこうと決めました。
いままでたどってきた足跡をどこかにまとめておきたいと思い立ち、このサイトを立ち上げました。
2014年8月26日
小穴 雄一
ようこそ
高いとことから
しずくが垂れた。
丸くなって、風をきる。
光があたって
きらきら輝いた。
あっと言う間のことなのに
時間はまるで止まったよう。
光は虹色になって
光の角度によって
表情を替える
虹の帯は
やがて、ぐるぐる巡って
ビー玉のようになった。
湖水に着水するとき、
まわりに王冠が走った。
すごく几帳面な感じで
一斉に舞い上がった。
湖水は、たちまち
舞台になった。
踊り子たちは、一斉にお辞儀をすると
ぐるっと回って
消えていった。
そのあとは、また静寂が訪れた。
まるで、なにもなかったかのように。